行動の持つチカラ

2010年4月16日 (金)

No30.行動の持つチカラ(1)誠意はスピード~お礼とお詫び

これまで言葉の持つチカラ、心の持つチカラをシリーズで掲載してきましたが、今回、初めて「行動の持つチカラ」についてお話させていただきますね。
有言実行、論より証拠と言われるくらい、人は相手の行動を見ています。
言葉が変われば心が変わり、心が変われば行動が変わる。行動が変われば毎日の習慣が変わる……。そして習慣が変われば人生が明るい方へ、幸せな方へ変わっていくのですね。
Photo_8 今回は日常生活の中でも必要不可欠な「お礼とお詫び」についてです。自分でもちょっとハードルが高いのですが…(苦笑)。ご一緒に考えていきましょう。
行動の持つチカラは人間力とも言えるのです。

*タイミングが大事
これまたお恥ずかしい話ですが、私は子供の頃、“スローモー”とよく言われていました。よく言えば“のんびり屋”さんなんですね。今でもその性質はあまり変わらず、傍からも私はのんびり、おっとりして見えるようです。本人はけっこう、必死だったりしているのですが(笑)。
普段、のんびりしていても、いざという時はものすごいパワーで行動を起こすので、驚かれる方もいますね。瞬発力はありますが、やはり「とりあえずはまずお茶を飲みましょう」が身上です(笑)。
その私が「○○はスピード」なんて言っちゃうのですから、「どうしちゃったの、はるちゃん~」という声が聞こえそうです。
でも、これは本当のことです。「誠意はスピード」なのですね。
この言葉は以前、私と同じように、「とりあえず一晩寝てから考える」タイプの友人が教えてくれた言葉で、彼女も私と同じようにタイミングを逃して後悔することが多かったようでした。

*お礼は計算ではなく愛の想い
一本、お礼の電話をする、メールを書く、手紙を出す、会いに行く……。ほんの少し、時間を取れば出来ることばかり。それを「明日でいいや」と先延ばし、後回しにしている内に、すっかりタイミングを逃し、あとでその方に会った時に気まずい想いをする……。
私も今まで何回もそんな想いをしてきて、ようやく「すぐやる!」が身につき始めています。正直、まだ修行中です。
そんな私が言うのもおこがましいのですが、この「誠意はスピード」を身につけると、人間関係がものすごく良くなるのです。しかも信用度が増すのですね
特にお礼の場合はすぐに行動に移します。先延ばしにすればするほど、先方に感謝の気持ちが伝わりにくく、気が抜けたビールのようになるのです。
何かをお願いしたいとき一生懸命でも、終わった後、きちんとお礼の気持を言葉にして伝えないと「あの人は頼むときばっかり一生懸命よね」と言われかねないことも……。なんとも残念です。
お礼と一口に言っても、メールで済む場合、重ねてお礼状を書く場合、菓子折りを持って改めてお礼に伺う、お食事をご馳走させていただく、季節のギフト…など色々あります。
これらは頼みごとやお世話になった度合いなどでケースバイケースであり、その方とのお付き合いの深さにも関係してきますので一概には言えませんが、お世話になった場合は、翌日の午前中、すぐに電話をしてお礼を述べるのは基本かなと思います。もしくはメールをするかですね。
これは相手の方のお仕事や生活の時間帯に関係してきますので、ご迷惑にならない方法を選ぶのが良いでしょう。
私は特にお世話になった場合、翌日、すぐに電話(もしくはメール)をしてお礼を言い、その後、きれいなカードに簡潔なお礼を書いて封書で出します。さらにランチなどご一緒できるか伺ってお会いする機会を頂き、ちょっとしたプレゼントを持っていきますね。
お会いするのが難しい場合は、華美にならない程度のギフトをお送りします。
そして折に触れ、近況を伝えお世話になったご恩を忘れないようにしています。
こんな風に言うと「え~、そこまでやるの?めんどくさい!」と思われるかもしれませんが、頼まれごとをするってけっこう、頼まれた方は面倒なときもあるのですね。
だからお礼は労を惜しまず、きちんとしたほうが良いのです。
そうしているとまた次に何かお願いするときは気持ちよく引き受けてくださるし、お相手からも好感を持っていただけるのです。
ただし、大事なことはこれらのことが計算ではなく、愛の行為として誠意を持って行うということです。
難しく考えないで、一本の電話、一通のお手紙。これで充分だと思います。私も普段はそうしていますよ。

*お詫びで大事なのは徹すること
さて、お礼よりハードルが高いのがお詫びです。
ちょっとした凡ミスもあれば、もうお詫びの仕様も無いというくらい、頭のなか真っ白、顔色真っ青ということも人生の中では起こります。
いずれにしても真摯な気持で、誠実に対応することとしか言いようがありません。
相手が激怒している場合、困惑している場合、多めに見てくださっている場合…色々ありますよね。それによっても対応が変わってきますが、自分ひとりでは収まらない場合、仕事なら上司の方が菓子折り持参で、ご一緒に先方に頭を下げてくださることもあるでしょう。
自ら口頭で、手紙で、先方に出向いてお詫びしたりと、お礼と同じように手順を踏むこともあります。
いずれにしても、まず言い訳をしないこと。素直に過ちを認めて、謝ることに徹する。
少し話が落ち着いてきたら、そこで初めてどうしてそうなったのか状況を説明する。もしくは後日、説明をさせていただく。このとき、自分をかばうようなことは言わない方がいいでしょう。
相手の気持を充分汲んで、どのような穴埋めができるのか、今後同じミスを繰り返さないためにはどうするのか……などなど。
真摯な反省と誠意ある態度は、結果、相手の方に好感を持っていただくことが多いのですね。
ミスによって学び、成長します。ミスをしない人は世の中にはいないと思うと少しは気が楽になるでしょう?
私も今までたくさん謝ってきました。そして謝り方も下手でした(苦笑)。
新社会人となった若い方には、そんなことも心の隅に置いていただきたいなと思います。
誠意ある態度でお詫びしていくと、まさにピンチはチャンスになるのです。

*何事も出来る範囲で
お礼にしてもお詫びにしても、そのことに徹するということが一番大事なんですね。
以前、頂いたお礼の手紙にご自分の宣伝が書いてあったり、お詫びの電話なのに、自己弁護に終始し、果ては問題をすり替えていったり……。これでは逆効果。
改めて、お礼やお詫びは本当に難しいなと思ったものでした。
いずれにしてもスピードが大切なので、「誠意はスピード」と私も肝に銘じています。
ただ、自分がそうしているからと言って、同じような対応を人には求めてしまうのも……。やりたくても体調が悪かったり家庭の事情があったり、突発的な状況で出来ないときもあるのですからお互い様ですよね。
そういうときは出来る範囲で気持ちを伝えればいいと思うのです。

心で思っていても伝わらないときがあります。言葉を行動として表すことでよりあたたかい人間関係を築くことが出来れば、本当にステキです。
ありがとうもゴメンナサイも心をお届けすると思えば、相手の方への愛になりますね。
すべては調和するための心遣いなのですから……。

2009年7月22日 (水)

No.15 心の持つチカラ(1)~心のエネルギーをひとつにすると願いは叶う

今回の更新はちょうど皆既日食に当たります。新月のスペシャル・バージョンと言ってもいいですね。
何か新しいことを始めたり、やろうと決意をしたりする時にはピッタリの日です。
そこで今回は、「心のエネルギーをひとつにすると願いは叶う」ということについてお話させていただきますね。
言葉の持つチカラを支える「心の持つチカラ編」はちょっとだけ上級です(笑)。
4月25日付のピュアハートで「言葉の持つ力(1)宣言をすると願いは叶う」を書きました。是非、こちらも振り返っていただきながら、言葉と心の最強タッグで夢を実現させていきましょう。
言葉は心にチカラを与え、心は行動にチカラを与えます。そして行動は習慣を変え、人生を変えていくのです。

Photo_36 *思いの強さがチカラとなる
私は今までたくさん心のエネルギーの無駄遣いをして、夢が叶うのに時間がかかってしまいました。ですから叶えたい夢をお持ちの方が、効果的に心のチカラを使ってくださるといいなと思います。
心のチカラ、言い換えれば、思いのチカラと言ってもいいでしょう。念力というと、ちょっと怖い(笑)。
それだけ思いの強さで良いことも悪いことも願いが成就してしまうのです。だから上手に心のチカラを使いたいものですね。

*決めたら迷わず進む
さて、話を戻して「私は今までたくさん心のエネルギーの無駄遣いをしてきた」と言いました。
無駄遣いとは、叶えたいことがあるのに色々迷ったり、あっちこっちに手を出して、100%思いを目標に注ぎ込めていない状態です。
私の場合だと、この先もずっとフリーでやっていこうか、それとも事務所に入ろうかと迷った時期がありました。
だからあっちにフラフラ、こっちにフラフラしていたことがあったのですね。迷っている間に原稿の一枚も練習すればよいのに、ただ迷って悶々と時間を消費していたのです。どうしたらいいか考えていたのではないのです。
ただ迷っていたんです。
しっかり自分を見つめていなかったせいでしょう。
今、振り返るとこれらも決して無駄ではなかったのですが、願いを成就させるにはかなり回り道となったのも事実です。
どっちでもいいから決めて、決めたら迷わず進む。
進んでダメだったら違うやり方を探せばいいのです。
要は「腹をくくる」に通ずるのかもしれません。

*心の純度の高さ
受験勉強に例えてみると分かりやすいでしょうか。
入りたい大学がある。それに向けて対策を練り、プランを立て、集中して勉強していく。希望の大学に向けてまっしぐらですよね。
でも、もうひとつやりたいことがあって、仮に旅の仕事にも興味があるとしましょう。そこで海外添乗員にもなってみたくて、ツアーコンダクターの勉強も始める……。
大学の受験勉強とツアコンの勉強の二股です。
何を勉強しても無駄ではないけれど、エネルギーは分割されます。100%使えません。
ましてや受験日という期日が迫っている、という時です。
二兎を追うものは一兎も得ず、ですね。
これは子育てと仕事の両立をしなければならない、というのとは訳が違うのです。
心の中に将来の夢として青写真はあっても、まだ現実では形になっていないものに対して、自分の心のエネルギーを100%使って成就させるわけです。
ですから、「心の純度の高さ」が勝負になるのですね。
私はイチローと石川遼君のひたむきにひとつのことを成し遂げようとする姿に、いつも心の純度の高さを感じています。

*誰にでも奇跡は起こる
やりたいことに向けて懸命に自分の時間を使い、思いを100%向けてやっていると不思議とアイディアが浮かんだり、人からチャンスとなるような情報が入ってきたりします。求心力に似ているのかもしれませんね。
意識を集中して取り組んでいれば、周りも応援してくれるのです。その応援のパワーは奇跡のように扉を開けるチカラをなってくれるのです。
しかも、やっていることが大好きで楽しくて仕方がない。
だから完成までの道のりに、願いが叶うまでに、キツイことがあっても、歯をくいしばって乗り越えていけるのです。
そういう人に、人は集まってくるのですね。
誰にでも奇跡は起こるんですよ。
これを是非、あなたにも経験していただきたいなぁと思います。
(この辺については1月26日付「心の奥から湧き上がる思いを形に~イベントプロデュースその2」をご覧になってくださいね)

Photo_35 *否定的想念を入れない
ここで気をつけることは、壁にぶつかったとき、「出来ない、無理」と否定的モードに入ってしまうこと。スランプは誰にでもあるのです。
目標に向かってがんばっているとき、「やっぱり無理、出来ない、間に合わない」なんて言うのは、一生懸命、海面に出ようと水を蹴っている足に錘(おもり)をつけているようなものです。
海面だけ見てふ~っと上がっているときに、上がらないように負荷をかけているのですね。
これがエネルギーを分割している状態なのです。
心の純度の高さ、エネルギーを下げちゃっているのです。もったいないでしょ。
だから言葉のチカラも借りて「絶対、大丈夫。絶対、出来る。絶対、この願いは成就する」と言っていれば、エネルギーは分割されないので、願いが叶いやすくなるのです。そのようになっていくのですね。否定的想念を入れない。これがコツです。

*幸せにつながる小さな願い
私は自分のことも含め、たくさんの方にインタビューをしてきましたが、ほぼ共通していることは「その人が本来やるべきことに気づき、懸命に取り組み始めると道は開ける」ということです。天職ですね。
特に、世の中の役に立つこと、人の心を大切に豊かにしていくこと、平和に関すること、地球とすべての生命に役立つことなど、他者に対する愛から生まれた思いは、驚くほど速いスピードで成就するように思います。
自分を生かし、人を生かし、地球と共に生きていく……という感性がこの時代、いかに大切かが分かります。
そして夢を叶えて手に入れるものは、決して特殊な才能を生かした仕事だけではないのです。
ごく当たり前の日常を愛の心で過ごすこと。その中の小さな幸せにつながる願い……。この積み重ねが美しい人生を織り上げていくのではないのかなと思います。
私もあなたの心にあるあたたかい光を、あなただけの大切な思いが叶うことを心から応援し祈っています。
ときにはお月様のチカラもお借りしましょう~。

さて、夢が叶わなかったとき、どう思えばいいのか。
次回はそのことをテーマにお話させていただこうと思います。龍村仁監督から伺った貴重なお話です。